関東は、まだ梅雨明けしていないそうです。晴れが続くうちに、じゃがいもを収穫しました。
例年であれば、梅雨に入る前に収穫するのだけれど、今年は種芋を手にいれる時期が遅くなり、それによって植えるのも遅れました。記録を見ると、植えたのは3月23日。いつもより、2週間ほど遅いことになります。
ここまで遅いと、当然のことながら収穫は梅雨の真っ只中になるので、雨が続くとどうなってしまうのだろうと不安でした。状況によっては、梅雨が明けるまで収穫を待つ覚悟も必要かなと思っていたのだけれど、今年は空梅雨なのを幸に、無事に今日収穫できました。
赤いじゃがいもは、アンデスレッド。黄色いのはデジマ。初めて取り組む品種です。この品種を聞いて、「種芋を繋ごうとしている」と思った方は自然農に詳しい方かもしれません。実は、その通りなのです。
ふたつとも、「休眠期間が短い」という特徴があります。ということは、これを秋じゃがの種芋として使い、そこから収穫したものを来年の春じゃがの種芋として使う。仮に休眠期間の長いじゃがいもを使うと、年間を通して収穫しては余ったものを次の種芋に使うということができないのです。じゃがいもをゆっくり休ませてあげなければ芽が出ないのです。仮に首尾よく種芋を繋ぐことができれば、毎年種芋を買う必要もなく、年間を通してじゃがいもを食べ続けられるという家庭菜園ならではのパラダイスが待っています。
私も初めてなのでうまくいくかどうかは、実際やってみないとわかりません。肝心なのは、収穫したじゃがいもを全部食べてしまわないことです。どこかに種芋として隠しておかないと、いつの間に誰かのお腹にこのじゃがいもが全部収まってしまいそうで、それが一番恐ろしい。特に明大の藤本ゼミの学生はよく食べるので、要注意!!!