地域 ヨーロッパ

春の農場より

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風景・地形

令和(2019〜)

長い冬を越えて、やっとイギリスは美しい季節になりました。

冬の間は空が毎日灰色、9時ごろやっと明るくなり4時すぎには暗くなってしまうので人々気分にも相当影響が出ます。落ち込んだり、人間関係がギスギスしたり、保育園の子供たちも外に飛び出した途端に寒いと言って泣いて戻ってきたり・・自分たちがコントロールしづらい部分でもあります。何とか楽しいことを見つけて気分を盛り上げよう、という結果が9~10月頃から盛り上がってくるクリスマスの行事でもあるのかな、と思います。

 

植物たちにとっても、日照時間が短く、気温が低い期間が半年続くという環境にさらされるのは厳しいはず・・だからこそ、この春の美しさは自然全体の喜びの光景にも見えます。

 

最近、ホームタウンノートで学生さんたちの一枚の畑の投稿を見ていて、若い世代の人たちが農業や自然について熱心に学んでいる様子に感心しています。私は東京で生まれ育ちましたが、千葉の内房に実家がある農家出身の父と、漁業が盛んで自然に囲まれた岩手の大船渡出身の母(母の実家の家業は南部鉄器の鈑金業だったそうです)のおかげで、休みごとに自然の多い田舎に遊びに行っていました。私の自然へのあこがれや関心も、あの体験があったからこそかもしれないと感謝しています。

 

ここイギリスでも、アロットメント(Allotment)という市民農園のシステムがあり、私も実は半年前に登録してみました。まだ空き待ちなのですが、そのうちイギリスから一枚の畑レポートができるかもしれません。私は初心者なので最初は失敗ばかりだと思いますが、ちょっとした楽しみになっています。

 

さて、何か面白い投稿をしたいとずっと考えていたのですが、私の行動範囲が地元にとどまっているので、近所にある農場を娘たちを連れてお散歩した時の写真を載せようと思いました。麦畑が青々と涼しく爽やかで、もうひざ丈ぐらいまで伸びていました。今年ももうすぐ6月になりますが、もう少し色んなことを投稿していけたらと思っています。

 

写真

あちこちに咲いているキンポウゲ(金鳳花)はイギリスでButter Cupといいます。
麦畑
のんびりと寝そべる牛たち
少し前には小さい子ブタでしたが、だいぶ大きくなってきました。
農場を丘の上から見た様子
青々とした麦の穂
2025/05/29

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