地域 神奈川県川崎市宮前区

5/18【一枚の畑から】

1pt

植物・農作物

令和(2019〜)

前回(4/12)の一枚の畑で種を蒔いてから、ソワソワしながら畑に向かった。自分の日常の中に、「ヒト以外のいのちを気にかける」という感覚を持ちながら、過ごしていた1ヶ月だった。


 

いのちを気にかける

今日は、購入してきていただいたナスとトマトの苗の定植、オクラと大豆の直播、サラダミックス苗の定植、そしてそら豆の収穫を行った。


 

まず畑を見て、緑が増えていることや、前回とは異なる草が生えていることに気づいた。そして、前回はネットの半分ほどまでだったスナップエンドウのツルが、ネットのいちばん上まで伸びていた。畑が確かに成長していることを感じると同時に、自分たちが蒔いた種がうまく育っていない。虫に食べられていたり、水を含みすぎて腐ってしまっていたりしていた。「これも現実」という由井さんの言葉に、思わずハッとさせられる。

もう一つ印象に残ったのは、蚕豆のフカフカのベッド。サヤを開けると、まるで綿のようなふわふわの繊維に包まれた、ツヤツヤの蚕豆が現れた。


 

種を蒔き、苗を定植しながら、「大きくなれ」と両手を添えて願いを込める。その思いが伝わっているのかはわからないが、「芽は出るだろうか」「ちゃんと育ってくれるだろうか」と気になる。このソワソワした気持ちや不安を抱きながら、ヒト以外の“いのち”を気にかける日々が、自分にどんな変化をもたらすのか。これからゆっくり探っていきたい。

最後の感想を話す時間では、10年後の自分についてそれぞれが語り合った。そして由井さんから、「計画を立てすぎると偶然を見逃してしまう。偶然を享受していく」という言葉を受け取って、今日の活動は次回へと続いていく。

 

加藤伶奈

写真

やってみると難しい結び方
なぜか交互についている蚕豆
大きくなれ〜!と思いを込める
2025/05/27

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