参加者
熊澤祥吉、小倉美惠子、由井英、石垣麻衣子、内山結葉
今日の話題
・会場準備
・諏訪のたね スカラシップ(奨学制度)について
・広報について
・新聞社による取材
この日は、第一回 諏訪のたねプロジェクトの開催場所であるマリオローヤル会館で会場の準備を行いました。といっても会場の準備はライブ配信を担当する由井さんを中心に行っており、小倉さん、麻衣子さん、内山は手持ち無沙汰の状態。何かこの時間でできることはないかと考えていると、茅野駅前に高校生達の手で運営されているコンビニがあると知ります。たねプロは、諏訪を学ぶ学生達の学びの場になることを目標の一つにしているので、高校生達との出会いを求めて早速行ってみることにしました。
普段、車で移動するまちを自分で歩いてみるといつもと違った景色が見えてきます。駅の階段を降り、まっすぐ進むとすぐに見えたコンビニ。その名も「ヤツガタケマート」。こんなところにコンビニがあったのかと驚きながら店へ入ると、木の温もりを感じる温かな雰囲気を感じました。店内ではEAT INスペースで休憩するお客さんや山登りの後なのかビールを購入するお客さんが。至って普通に営業しているこのコンビニを切り盛りしているのは地元の高校生達です。この日、店番をしていたのも高校生で私たちを快く出迎えてくれました。
なぜここで高校生達がコンビニを運営しているのかというと、そこにはこんなエピソードが。数年前まで、ここには地域の方に親しまれていたコンビニがありましたが、やむなく閉店してしまいました。その後は茅野駅から最寄りのコンビニまで徒歩10分かかるようになり、駅を利用する通勤通学者や地元の方からは「駅前にコンビニが欲しいよね」という声が。そんな声をすくい上げると同時に、自分たちの居場所をつくろうと立ち上がったのが地元の高校生達でした。協力してくれる地元の大人の支援を受けて、自分たちの創意工夫を織り交ぜながらつくられたコンビニは個性的な部分がたくさんあります。例えば、店内の八ヶ岳をイメージした内装や惣菜パンの人気ランキング総選挙、棚いっぱいに並ぶ懐かしい駄菓子、地元の子どもがつくったハンドメイドの髪飾りなど、学生ならではの視点でコンビニがつくられていました。
このコンビニがつくられた経緯を伺い、彼らの行動力に驚き、そして何より楽しそうに営業している姿に私たちも明るい気持ちになりました。
この日私たちの片方の手が学生達の手とつながれました。時間がかかるかもしれませんが、いつか空いているもう片方の手をたねプロという場につなぐことができたらと思います。
☆クラウドファンディングを始めました☆
https://readyfor.jp/projects/tanepro1
ご支援の程どうぞよろしくお願いいたします。
諏訪のたねプロジェクト