「アスファルトの上と下をつなぐ」
宮前区で地域で地道に「上映会」を続けているガイアシネマ+髙森ゆかりさんが、宮前区有馬地区の生涯学習支援施設「アリーノ」で、川崎市北部の基層文化を描いた『うつし世の静寂に』『オオカミの護符』の二本立てで上映会を企画して下さいました。
今回は、ゲストに地元有馬で活躍する二人の女性をお迎えし、私(小倉)がお話を伺います。『うつし世の静寂に』のゲスト・伊藤菊代さんは、地元有馬の農家のお生まれで樹木医として家業の植木屋さんを継ぐ傍ら「野川はあも」という活動を通して野川地区に残された「南野川ふれあいの森」を守り続けていらっしゃいます。
『オオカミの護符』には、40年以上前に有馬に移り住み、ご主人とお二人で自転車屋さんを始められたという大島京子さんをお招きします。伊藤菊代さんと地域の公園で始めた「森カフェ」をはじめ、地域に開くさまざまな活動を積極的に企画していらっしゃいます。
地元の方をゲストにお迎えしての上映会は初めてです。映画を通して「アスファルトの上の世界」に生活する人々と「アスファルトの下」に埋もれた生活文化を知る者が互いに理解を深め、足元から次なる一歩を踏み出したいと思います。
http://www.ari-no.jp/event/6446