イギリスの市民農園に申し込んで1年経ち、地元のカウンシルから1件のメールが届きました。(イギリスでは、地元が貸している農園をAllotment:アロットメントといいます。)
「空いている農園があります。見学してから決めますか?」
春になり、草木が芽吹く季節になんてタイミングの良い知らせだろう、と畑を見に行くことにしました。
行った畑は長年放置されていたようで、雑草が生い茂り、さらに壊れたビニールハウスの鉄枠や、腐った木枠、プラスチックのおもちゃ、ビニールシートの様なものが沢山ありました。
カウンシルの人は、「気に入らなかったらキャンセルして、次を待ってもいいのよ」
と言ってくれたのですが、今やアロットメントは人気でキャンセル待ちは2年から3年。私はこのチャンスを逃がしてはならぬと、この場所を片付けて畑を作ることに決めました。
契約書にサインをして数日後、アロットメントのカギが送られて来ました。
ちょうど先週からイースターで学校がお休みだったので、子供たちと近くのガーデンセンターで軍手や役に立ちそうな道具を少し購入してからアロットメントに出かけたのですが、雑草の下からさらにビニールシートが出てきたり・・・。雑草を取るだけで、もっといろんな道具が必要になりそうです。
良いことといえば、敷地内に4本のリンゴの木があること。それから恐らくラズベリーかブラックベリーである茂みがあることです。バラの木も一本。入り口のフェンスにある木が芽吹いているのですが、それが何なのかまだ調べていません。
雑草の中から使えそうな農具がひょっこり出てきたり…次女はテントウムシを見つけて喜び、長女も片づけを手伝ってくれました。(といっても子供たちは1時間が限度ですが。)
作物を植える環境はまだ整っていないのですが、家では友達が分けてくれたトマトやカボチャの種で、苗を育ててみることにしました。その友人はアロットメントの上級者で、本当に沢山の野菜や果物を育てています。私の義母も庭仕事が大好きで、毎年トマトや豆類も育てているので、これからは身近な人にも色々とアドバイスがもらえそうです。
私たちの畑も、楽しみながら少しずつ進めていこうと思います。

“建てもの” の 向こう側には 諏訪 がある
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ものがたりをめぐる物語