ヨーロッパ

700年間1日もかかさず行われている儀式 The Ceremony of The Keys

2020/02/24

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遺物・遺跡

室町(1336年〜1573年)

ロンドン塔(Tower of London)は歴代の王族が暮らしていた場所として知られています。古くは1070年にウィリアム1世王がこの地にお城を建てたのが始まりです。その後、ヘンリー3世(1216-72)、エドワード1世(1272-1307)が外壁などを増築し、現在の形になりました。

ロンドン塔は血塗られた場所としても有名です。長い歴史の中で数々の王族が暗殺され、処刑されました。ローマカトリック教会を自分の妻と離婚したい理由でイギリス国教会に変えてしまったヘンリー7世は、生涯7人の妻を持ったことでも知られています。彼の2番目の妻、Anne Boleynもここで処刑されていますし、僅か17歳で9日間だけ女王の座についたLady Jane Grey(1537-1554)も、あのBloody Maryで知られるメアリー1世にここで斬首刑に処されています。リチャード3世が自分の王座を揺るがすと2人の幼い王子を暗殺したのもここです。

さて、その700年1日もかかさず行われているという儀式は、この城を守るヨーマン・ウォーダーと衛兵によって行われます。夜9時50分、衛兵を従えたヨーマンが城の鍵を閉めて戻ると、門の前で番兵が「そこにいるのは誰だ!」と叫びます。ヨーマンが「鍵だ」と答え、番兵が「誰の鍵だ?」と尋ねるとヨーマンは「エリザベス2世女王の鍵だ」と答えると、番兵は「エリザベス2世女王の鍵を通せ。全て問題無し」と言うと、ヨーマンと衛兵たちは城に入っていきます。この儀式はちょうどピッタリ10時の鐘とともに終わります。(「エリザベス2世女王」の部分は、その当時の王や女王の名に変わります)

一般客も観に行けるのですが、ウェイティングリストで半年待ちぐらいだそうです。私は幸運にも知り合いのつてで入れたのですが、こんな機会はあまりありません。

儀式は撮影禁止ですので、その儀式前のロンドン塔案内で撮った写真をアップします。


写真

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