10月5日から一ヶ月以上経ってしまったが、私もこの日に一枚の畑から考えたことを記しておきたい。
この日はあいにくの雨。ポツポツと降る雨の中、一枚の畑の周りの土地を眺めた。半年前まで畑であったその土地は埋め立てられ、家が建とうとしている。2回目の変遷期だ。私の地元諏訪でも近年、田んぼだった土地が埋め立てられ、家が建つことが多くなった。人口が減ったり空き家が問題になっているけれど、田んぼがコンクリートに変わり家が建つ。そこにいた虫はどこにいくのだろう。そんなことを考えた。
気を取り直して次は一枚の畑に向かう番。ニンニクの種球は、表皮を剥がして、ニンニクを一片ずつに分け、薄皮はできたら残しておく。薄皮を残す意味が気になったので調べてみると、薄皮は種球の水分を保つため種球の乾燥を防げるそうだ。また植えるときに薄皮をむくとにんにくがより速く大きくなるようだ。自分で育てる時にはその土地と相談しながらやってみたい。
その後は、育苗トレーにかつお菜とからし菜の種をまいた。6×12マスのトレーに土を入れ、指の第一関節が埋まらない程度まで穴を開ける。指をピースの形にして2列ずつブスブスと指していく。ブスブスというよりかはブヒブヒという感じがして笑ってしまった🐷
開けた穴に種を三粒ずつまいていく。そして土のお布団をかけた。どうして種は土の中に入ったら、「今、土に、入った!!!!」と分かるのだろう。それまでコロコロしたただの種だったのに、土に入り、水に触れるとなぜ芽を出すのだろう。不思議だ。
その後は由井さんが畑に向き合い収穫までこぎ着けた夏野菜を収穫させて頂いた。幼いときから、畑では収穫という一番美味しいところを体験させてもらっている。今度は私が誰かに、これ採っていいよと言えるようにがんばりたい。
畑での作業の後は、お昼ご飯の用意。バジルの葉を摘み取り、フードプロセッサーにかけ、ペーストにした。やり終えるまでかなりの時間を要したが、入れる葉の量を少なくして二回に分けて回すことで少しずつ効率が上がっていった気がする。
途中で食べたケイセブンのかぼちゃ。これは、私とりささんが5月に植え替えた「土手かぼちゃ」だ。育ってくれてありがとう!りささんに続いて、私も遠慮のかたまり食べちゃう。最高。
できあがったパスタランチはもちろん美味しい(^^)vごちそうさまです!私も台所を任せられる存在になりたい。料理は一日三回できる。
畑から帰ってアルバイト先のレストランのシェフにジェノベーゼが黒くなったことを伝えてみると、バジルは火が入ると黒くなること、保存するときはジップロックに入れて冷凍保存するか、密閉できる容器に入れてオリーブオイルを追加し空気に触れないようにしておくと変色を防げることを教えて貰った。自分でやってみたから得られた知恵である。この知恵はずっと覚えていられそうだ。
結葉
由井 英
川崎市宮前区
2024/11/24
育苗の土に関しては、私がまだコツが掴めていないようです。コンポストの土と畑の土と腐葉土を混ぜ合わせているのですが、まだその配分が見極められていません。結局、腐葉土が少なすぎて育苗の土が一旦水をかけるとそのあと固まってしまい、種が発芽しても根を張れず小さいままで育ちが悪いようです。
そうであるならば、単純に腐葉土の量を増やしてふかふかにすれば良いのではないかと思うのですが、そうすると栄養価の高い土になってしまい、畑に移植したあと虫がつきやすくなったり、逆に育ちが悪くなったりするようで、なかなか頃合いが難しいです。ですが、それだけに面白いところですね。