4/23(水) 雨/15℃
トマト、ナス、バジル、小松菜、サラダ菜の播種から11日目の様子を観察しに行った。
トマトはか細い双葉が3つでている。この時点での発芽率は3割程度だ。
ナスは、芽を出そうか、出さまいか、迷っている微妙な感じだ。双葉がひらくところはまだのようだ。
バジルはまだ芽が出ていない。比較的高い温度が必要になるというのでもう少し辛抱する。
サラダ菜と小松菜は順調に見える。筋蒔きしたサラダ菜はきれいに筋状に芽を出している。
本葉が2枚ほど出たら、鉢上げのチャンスだという。
小さな育苗ハウスの中でも虫との闘いは避けられないようで、底上げをして高くしてある。とくにナメクジとスイカの戦いは激烈だ。コーヒー殻のカフェインはナメクジ対策に良いとか。
あいにくの雨と風でそら豆は倒れていたが、また起き上がってくるそうだ。それでも無防備にならないように周りの草を片方だけは長く伸ばしておく。そうすることで風も防げるし、虫も作物だけに寄りにくくなる。交互に手を入れていく。
文旦も小さな実をつけ始めていた。文旦は自家受粉できず、他の木の花粉を必要とするらしい。いかにも淘汰されてしまいそうだけど、どんな生存戦略なのか文旦に聞いてみたい。ある畝にはポピーがわんさか咲いていた。「この畝だけ」に毎年咲くそうだ。土に残っている種の強さは人間の目には見えない。
4/27(日) 晴/23℃
畑日和の晴天と、心地よい風。
この日は、苗の間引きをした。4日前より確実に成長している。
トマトはほとんど芽を出し、発芽率はほぼ100%と言っていいほどだ。ナスも双葉が開いた。ひとつ種の殻が双葉にくっついている芽があった。一般的に種が付いて出てくるのは、鎮圧不足だそうだ。
何を間引くのかも、慎重になる。必ずしも徒長しているものが一番いいとは限らない。茎の太さなどを見ながら、見えていない根の部分を想像する。芽の出ている部分の高さと根の長さは大体同じくらいであるそうだ。一番根が張っていそうなものを選んで間引いていった。もちろん間引き菜をパクパク食べながら。
小松菜は育てるのが難しいそうで、畝に2列筋状に直播きをした。播種する場所だけ根を断ち切るように草を刈る。種の大きさの2~3倍くらいの深さに跡をつけ、指の感覚を頼りにしながら、大体2センチ間隔で播種する。鎮圧して、乾燥しないように刈り取った草を再度被せる。
インゲンも直播した。30センチ間隔で播種するために自分の身体を測りにするように、足跡をたよりにしていく。畝に乗って、一歩ずつ足跡を付け、その踵の跡にインゲンの種を2つずつ平行においていく。被覆と鎮圧は足を使って、歩きながらギューっと踏んでいく。豆は固い土の方が好きだから足で踏んでも問題ない。こちらも草を被覆しておく。
この日は畑に自然に生えている花を食べられると聞いて、摘んでみることにした。カラスノエンドウ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ハルジオン。作物以外のものまで食べられるとは、驚いた。しかしよく考えてみると、作物もなんらその辺に生えている草と生物上は変わらない。作物だけを重宝して育てるのはおかしいような気がしてきた。面白い。食べられる雑草、薬草に興味が出てきた。(雑草と言うのはおかしいのか?)
土橋産のたけのこを使った混ぜご飯、ほんとうに美味しい。
松田理沙