<参加者>
熊澤祥吉、小倉美惠子、由井英、石垣麻衣子、内山結葉
<今日の話題>
・諏訪のたねプロジェクト第1話振り返り
・今後の方向性について
・次回に向けて
夏の暑さが和らぎようやく秋の気配が感じられるようになったころ、たねプロのメンバーが再び諏訪に集いました。今回の主な目的は「諏訪のたねプロジェクト第1話」の振り返りをすることで、収支の確認やご来場頂いたみなさんの感想の共有、奨学生として招かれた学生たちのレポート(たねプロレポート)の共有を行いました。
「諏訪のたねプロジェクト第1話」には諏訪地域内外の高校生、大学生が参加し、ゲストの伊東豊雄さん、藤森照信さんと向き合い、言葉を交わしました。その経験から生まれたレポートにはそれぞれの気づきが記されています。例えば、両氏の建築が自然との調和を目指すものであること、自分が懐かしいと思うもの・場所・風景となぜそれを懐かしいと感じるのか、諏訪に対する印象の変化などです。また、学生の中には大学で建築を学ぶ、学びたいと考えている学生が多く、そうした学生のレポートには将来自分がどのような建築をつくりたいかという志が記されていました。
私も高校生の時に自分が将来どんなことをしたいのかを考えて文章にまとめたことがあります。そこに書いたことを詳しく思い出すことはできませんが、書いたからこそ、なおざりにしたくない思いや考えがまとまり、どのようなことを学ぶのか、経験するのかの選択ができ、今の自分があるように思います。伊東さんや藤森さんとの出会いとその経験から湧き出てきたそれぞれの言葉が彼ら彼女たちの将来を方向付けるきっかけになることを願います。
学生のみなさんが執筆した「たねプロレポート」は今後装丁され、「たねプロスカラシップ」の支援者のみなさんに届けられる予定です。
今後とも諏訪のたねプロジェクトをよろしくお願いいたします。
内山結葉

“建てもの” の 向こう側には 諏訪 がある
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ものがたりをめぐる物語