地域 神奈川県川崎市宮前区

【20260516】一枚の畑から

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植物・農作物

令和(2019〜)

まだ5月も半ばだと言うのに、少し畑に出ているだけでも汗ばむほどに暑い。

一体本格的な夏に差し掛かったら、どこまで気温が上がってしまうのだろう。私たちはその暑さにどうやって適応していけばいいのだろう。

 

そらまめ

今年もそらまめを収穫する時期がやってきた。4年生たちがそらまめを採り、中の豆を取り出す様子を見ていると、何だか昨年の今頃を思い出す。そらまめの中にふわふわのお布団、そしてその上に豆が寝ている様子、そらまめの中には赤い皮の種類もあること、小倉さんのそらまめごはんには梅が入っていること、その梅の爽やかさが初夏の訪れを感じさせること…。時間は、あっという間に過ぎていく。しかしそれでも、時間がちゃんと積み重ねられていることを、毎年のルーティンが時に教えてくれるような気がする。

 

ぶりしゃぶ

初めてのぶりしゃぶ。今回の汁講の担当は藤本先生だ。考えてみれば、この畑で魚を食べたことはほとんど無かった。(あるいは全く無かったかもしれない。)厚く切ったぶりを、出汁の中で数秒間泳がせる。うん、これは美味しい!副菜は、小倉さんがそらまめやにんじんの天ぷらを作ってくれた。こちらも本当に美味しい。ぶり、にんじん、ぶり、そらまめ…海の幸と畑の恵みを交互に食す。ああ、世界には本当に美味しいものが沢山あるし、まだ知らない食べものが沢山あると思うとワクワクする。凝った味付けは必要なく、「素材のうまみだけでこんなに美味しい!」をもっともっと知りたい。

 

鍋を皆で囲むのは楽しい。同じ鍋ではあるけれども、食べたいものだけ食べてもいいし、ある意味自由度が高い料理かもしれない。(途中で味変することもできる。)振り返ってみれば、私の中で鍋を囲んだ記憶はほとんどが家族との思い出だ。大学生になって友達と囲むことも増えてはきたが、鍋はまだまだ家族の食べものである。「人寄せ」とは一体どんな感覚なのか。そもそも「もてなす」ということの意味もよく分からないかもしれない。友達が家に来るので色々と準備をすることはあるけれど、「もてなしたい」と自発的に家に呼ぶこととはまた少し違う気もする。これは「振る舞う」と言えるほど自分に料理の腕がないからかもしれないが、それでも「汁講」で自分の家の料理を作り、美味しいと皆がお腹を満たしてくれることの喜びは計り知れない。人寄せ、振る舞う、もてなす。まだ完全に理解できるわけではないけれど、汁講を続けていく中で何かヒントが得られそうだ。

 

中村日南

写真

コリアンダーも植えました
畑の野草で飾り付け
2026/05/29

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