ー昨夏、台風の影響を考慮して延期としていた「土曜日の会」を再び企画いたしました。
会場は、いつもの「アンジュ梶ヶ谷店」から セレサ川崎農協 宮前平支店に変わります。
お食事のご用意はございませんのでご了承お願い致しますー
1960~70年代、宮前区を含む多摩丘陵は次々とベッドタウンとして生まれ変わりました。
そのベッドタウンの「アスファルトの上」で生まれ育ったゲストの藤田隆弘さんは、
「昔はどんな土地だったんだろう…。」と、つねづね思っていたそうです。
長じていよいよ「なぜ、ここに巨大な団地があるのか、できる前には何があったのか」が
気になり始め、それが絵本『やとのいえ』を作る入口になったといいます。そして、
画家の八尾慶次さん、監修の仙仁径さんとの出会いがそれを実現していきます。
絵本『やとのいえ』は、多摩丘陵が村だった頃の一軒の萱葺屋根のお百姓の家の移り
変わりを明治元年から現代に至るまで細密な筆致で描かれた「絵巻」のような絵本です。
絵本の製作を通して改めて「地上からは見えない多摩丘陵の魅力」に惹かれた若き編集者
と監修者をゲストにお招きし、都市に育った若者の心をも動かす「なつかしさ」の源泉
についてお話を交し合いたいと思います。
【ゲスト】
藤田 隆広 ふじた たかひろさん / 偕成社編集部
1974年東京・新宿生まれ、鶴川育ち。テレビのAD、立川のけやき出版を経て2003年偕成社入社。
主な担当作品に『たまがわ』『のっぽのスイブル155』『どうぶつみずそうどう』『やとのいえ』
『小惑星探査機「はやぶさ」大図鑑』など。児童書業界を目指したきっかけは、15歳下の妹に
絵本を読んでやっていたこと、があるかもしれない。長く水球のゴールキーパーをつとめ、
今はランナー。
仙仁 径 せんに けいさん / 学芸員
1975年奈良生まれ、相模原市(旧津久井郡城山町)育ち。公益財団法人多摩市文化振興財団学芸員、
多摩みどりと環境審議員、小平市および町田市文化財保護審議員。
東京都立大学大学院では牧野標本館で植物観察会の運営や、地域の自然や文化に関する展示を
企画している。近年の展示では特別展「牧野富太郎と多摩」(2023)など。

“建てもの” の 向こう側には 諏訪 がある
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ものがたりをめぐる物語