本編は、「未知なる原風景へ」のEp.2 生い立ち編 (後編) です。
仕事編(前編)をご覧になっていない方は、YouTubeにて公開しておりますので、本文下から先にご覧になることをお勧めします。
【生い立ち編 概要・35分作品】
学生運動で大学を退学し公安の刑事が張り付いていた父と、原爆映画や社会運動に情熱を注ぐ母。濃密で激しい家庭環境で育ち、大人の作るルールに葛藤した思春期を経て、彼女は横浜で家庭を持った。しかし2011年、東日本大震災と原発事故が故郷・福島を襲う。横浜から山のような支援物資を送り続けながらも、避難を巡る家族の断絶や、代々の土地・コミュニティという「心の聖地」を奪われた人々の痛みに直面し、彼女自身も深い悲しみを抱え込んだ。いまなお消えない傷を胸に刻む中で、彼女の記憶の底に強く浮かび上がってきたのは、傷つくたびに仰ぎ、どんな時代も変わらずそこに佇んでいた故郷の「磐梯山」の姿だった。作品の最後の問い「あなたにとって、未知なる原風景とは?」に対する彼女の応え(答え)がこれまでの、そしてこれからの彼女の人生を物語っている。
Scenes:
00:00 オープニング:いつも視線の先にあった磐梯山
00:30 三人姉妹の真ん中:背伸びしていた少女時代
01:49 満州から生還した祖母と農家の「バチコ」だった祖父
02:47 学生運動の父と、反戦・社会運動に情熱を注ぐ母
04:46 大人のルールへの違和感:学校に居場所が見出せず、夜に町を徘徊していた中高時代
08:42 横浜の大学へ:帰国子女とのギャップ、そしてインドのサティー(殉死)研究へ
17:04 ベージュのスーツにショートパンツで挑んだ就活、結婚、再び横浜へ
21:24 2011年、東日本大震災と原発事故:引き裂かれる家族と、失われた故郷の聖地
32:23 全国通訳案内士としての環流:再開した磐梯山という「お山」
34:17 エンディング:あなたにとって、未知なる原風景とは?
話し手:飯島 聡子|全国通訳案内士・英語教室主宰
聞き手:由井 英|映画作家「ものがたりをめぐる物語」
撮影:内田英恵
SW:松田理沙+中村日南|明治大学大学院 政治経済学研究科
構成・編集:由井 英
企画制作:ささらプロダクション
時を旅する 多摩丘陵 明治元年~|土曜日の会 第6話
3
ものがたりをめぐる物語