本編は、「未知なる原風景へ」のEp.3 生い立ち編 (後編) です。
仕事編(前編)をご覧になっていない方は、YouTubeにて公開しておりますので、本文下から先にご覧になることをお勧めします。
【生い立ち編 概要・27分作品】
1947年にスリランカで生まれたモンテ・カセム氏の原点は、多様な人々が行き交い温かなコミュニティが存在した幼少期の環境にある。左官を仕事にし、独立運動家らを密かに支えた祖父や、「人のために」と自らの財産を快く譲り利他的に生きた両親の姿勢は、モンテ氏の価値観形成に強い影響を与えた。特に、夫の死後に未亡人として40年以上も孤独に耐えながら息子の日本留学を後押しし、陰で支え続けてくれた母親への深い感謝と敬意が語られる。自身が日本で重ねてきた数々の成果や受章も、すべては母をはじめとする周囲の人々の献身があったからこそであり、自分一人の功績ではないと謙虚に振り返る。「他人に大いに感謝しなければいけない人生だった」と語るモンテ氏の、温かい人徳と豊かな人間性の根底にある、家族の深い愛と故郷で育まれた原風景が紐解かれる。
Scenes:
・オープニング:母への感謝
・祖父の利他精神
・執着を手放し、他者のために生きた両親の背中
・電気のない暗闇で、みんなで語り合ったスリランカのぬくもり
・「若いうちに世界を見なさい」と言った母の言葉
・東大・伊藤滋研究室の「カウボーイ文化」と仲間たち
・国連での10年間と、縦割りを超えた地域開発の実践
・恩師と交わした「論文を読み続ける」48年の約束
・あなたにとって、未知なる原風景とは:母国語が教える無の境地
話し手: モンテ・カセム|国際教養大学 学長
聞き手:由井 英|映画作家「ものがたりをめぐる物語」
撮影:内田英恵
梅ジュース作り・SW:小倉 美惠子
構成・編集:由井 英
企画制作:ささらプロダクション
時を旅する 多摩丘陵 明治元年~|土曜日の会 第6話
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ものがたりをめぐる物語